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KEEN'S
PROCESS

KEENが出来るまでの道のりと
KEENへの想いを綴ったストーリーです。

「反省~師匠の一言~」

モデルを迎えにいき、外で反省のため、写真を撮ろうとしたとき、「すいません、写真撮らせてもらっていいですか」と知らない方から、声を掛けられたのです。「はい、いいですよ」と答えました。自分自身、反省ばかりが頭にあり、そんな風に言われるとは 思っていませんでした。
その後、師匠の田中トシオ先生に見てもらったのですが、返ってくる言葉は予想に反して、「失敗はいくつかあるけど、大胆に切って、ミスをしたのだから、いいよ。お前は、今回初めてだし、怖がって、あまりチャレンジせずにいたら、俺は怒っていたけど、こういうのは次につながるから」。予想外の言葉でした。「まあ、だめでも次があるさ」そう思いながら、表彰式をむかえるのでした。

「東京代表 」

表彰式がやってきました。このとき、あまり期待していなかった自分はダメなのかなと思いつつ、敢闘賞の7位から順に発表されていきました。そして、4位で呼ばれ関東大会の出場権が入ったのです。初めての東京代表で喜びました。そして、かなりのやる気が沸き起こるのでした。

関東大会は、1ヶ月半後なので、東京大会で使ったモデルではなく、新しいモデル探しです。やはり短くショートにできるモデルを探すために、服飾系の専門学校や大学を探しにいきました。

「関東甲信越大会1 」

モデルも見つかり、関東甲信越大会の下準備をしっかりとし、当日、代々木の組合ビルに集合でした。しかし、朝、モデルから連絡があり、お腹をこわして、体調が悪いということ。なんとかこれないかと懇願し、よくなったら向かうとのことでした。今回、運よく会場が埼玉の川越だったので、電車一本でこれる距離であり、あとから向かってもらうことにしましたが、念のため、後輩の女の子をサブモデルにし、一応、カラーの準備をするのでした。夕方何とか、モデルの子がきてくれたので、夜の一時くらいまで仕込みをして、当日に備えるのでした。

「全国大会への道 」

コンテスト当日、初めての東京代表ということもあり、競技がスタートした直後、なんと緊張でいつもの自分ではないのです。あとにも、先にもこのときがはじめての経験でした。しかし、少し気を落ち着かせたらなんとか普段通りに仕事ができるようになりました。

「ドラゴン桜」という漫画で読んだのですが、テストがスタートしたら、まずすることが出ており、気を落ち着かせることが大事だと書いてありました。本当にまず 自分を見つめなおし落ち着くことが、日頃の成果を発揮できる方法だと思いました。

あっという間に競技も終わり、結果発表。敢闘賞にも入らず、残りの4人に残るかの瀬戸際、(東京代表を選ぶ基準は東京大会と関東大会の成績を合わせた結果により、東京大会で下の順位の人に逆転される可能性もある。)固唾を呑んで、結果を待っていました。なんと東京大会で自分より下の順位であった5位の人が10位で、東京大会4位だった倉田は9位。なんとかぎりぎりで全国大会への切符を手にするのでした。

「全国大会~群馬大会~」

全国大会に駒を進めた倉田は夏休みも朝から練習漬けの毎日を過ごし、秋になりとうとう全国大会になりました。今年の開催場所は群馬です。

ここは、”髪ing”に入り初めて、応援に来た場所です。思い出深い場所で初めての全国大会を戦うのでした。このとき、沢山の先輩からコンテストに向かう姿勢を教えてもらったり、田中トシオ先生からも様々な指導をしてもらいました。例えば、モデルさんのポーズや、技術後(全国大会は審査するところが違うので)、移動するときの注意や、心構えなどでした。また、先生からは今できることを一生懸命しなさいと言われました。このとき倉田は東京で4番目の代表であり、周りは誰もそんなに期待していなかったので、プレッシャーがない分リラックスして望めました。しかし、心の中は燃える気持ちを抱きつつ望みました。いい作品を創ることを願いつつ・・・

「全国大会~群馬大会・表彰式~」

予想以上にあまり緊張せず、いつもと同じ仕事ができ、あっというまの35分でした。もちろん、作品には反省点はいろいろあるのですが、今の自分にできることを出し尽くしたので、すがすがしい気持ちでいっぱいでした。こんなさわやかな気持ちになれたのは、全力でやり、やり残したことはなかったからだと思います。審査が終わり、モデルを連れて、外に出るとそこには多くの人から写真を撮られました。このとき、人が認めてくれる作品を創ったんだな(自分では反省だけですが)と思いました。

そして、表彰式の時、コーチから前に行きなさいといわれ、前のほうに座っていると、3位まで呼ばれ、2位の時「東京代表 倉田和俊・・・」。一瞬、あの壇上に上がるのかと頭によぎり、自分が上っていいのかと思いました。喜びでいっぱいです。これまで、営業日も、朝も、夜も、休みの日も、一日中練習してきたことが実を結んだからです。最高の一日だと思い、群馬の地を後にするのでした。