自由が丘、溝の口、横浜日本大通り、青葉台、町田の駅近にある
メンズのための理容室・ヘアサロンならKEENへ

中谷 圭吾（ディレクター）　

中谷は、思い立った。
それは中学生の頃、料理人と理容師どちらにしようか自分の将来を決めて発表する授業の際、考えたことであった。

親も理容室を営んでいたため、面倒くさいと思いながらも、親の手伝いをしながら生活してきた中谷は、親が楽しそうに仕事をし、楽しそうにお客様と会話をしているところを見て、「理容師になろう。」そう思ったのであります。あんなに、楽しく毎日仕事できれば、本当に楽しいだろうなと思った、ちょっとしたきっかけから、理容師を目指しているのでした。出身が鳥取ということもあり、鳥取の専門学校と兵庫の専門学校。

あとは大阪の専門学校。3校のどこに行くかを決めかねていた。そのなかで、鳥取の専門学校だと理容師を目指す学生が非常に少なく、1クラスに2人ほどだとのことだったので、理容師を目指す子が多い、大阪の理美容学校に入学を決意した。その専門学校は、大阪でも名門の「高津理容美容専門学校」というところあった。
そこで、中谷は運命的な出逢いをいくつもした。高津理容美容専門学校は、とても厳しく礼儀に重んじた学校であり、朝は皆で校歌斉唱をし、点呼をとる。 点呼の声は大きな声でハキハキと。小さいとやり直しをさせられ、職員室に入る際は、必ず大きな声で挨拶をし、入室。挨拶礼儀は特に厳しく指導いただいたのであった。中谷は他県からの入学でだったので、入寮することになったが、そこでは、バイトも禁止。門限もあるという環境。
ただそのようなおかげもあり、今の自分があるのだと、今思うと感謝しか思い浮かぶことができないのであった。
そこで、中谷は2年間充実した理容学生を過ごし、その中の出会いの中に、ひとりの理容学校の先生がおられた。その先生を仮にT先生ということにする。
T先生は情熱を持って仕事をされており、理容のことだけではなく、1人の人間として、社会人としての心構えや、大事なことを、生徒に朝礼時に話してくれた。(話が長いと感じる時もあったが・・・笑)
ただ、その先生のおかげで、社会人としての振る舞いや、言動が大人に近づけたのかなと本当に感謝している。
学生の頃に、人一倍理容学生のコンテストに打ち込んでいた中谷は、技術的な面だけではなく、足りないメンタル面などをケアしていただきながら日々努力を重ねた。T先生に対して、なにか恩返しをしたいと考えていた中谷は、毎年行われている学生の全国大会で優勝するしかないと心に決めたのだ。 そして、理容学生2年生の秋、偶然にも、T先生の誕生日に全国大会が行われ、中谷は見事優勝を勝ち取ることができた。あんなに嬉しかったことは、今までにはなかったことであった。

なにが嬉しかったかというと、自分の喜びより、T先生がとても喜んでいたのが嬉しすぎて、不覚にも涙を流してしまったのである。本当にいい経験であり、T先生に、優勝という形に残るもので恩返しができて本当に良かったと思った出来事であり、人生の中でも忘れなれない想い出になったのである。
この学校では、このT先生に会いたいがために専門学校にくるOBが凄くたくさんいる。
そのOBの中に、KEENの店長がいた。技術も教えてもらったが、店長の働いている環境の話しを聞き、他のサロンとは違う、独自化のことを知り中谷もそこに入りたいと思ったことがきっかけでKEENに入社した。今思うと、高津理容美容専門学校に入らなければ、KEENにも入っていなかったと思う。

そう考えると、出逢う人に恵まれた人生だなとつくづく感じる。そこでKEEN代表の倉田に出逢い、時には厳しく、時には寄り添っていただき、仲間ができ、喜びも悲しみも一緒に背負えるような存在ができ、本当に倉田先生には感謝している。

今年で6年目。6年間、いろんなことがあり、技術的な面ですごく自分勝手だった私は、自分の練習のことだけを考え、同期を見捨て、ただひたすら自分のことばかりを考えていた。今思うと本当に子どもだったと反省している。それを見兼ねた倉田によく叱られたのを覚えている。
「お前は自分のことしか考えていない。他人に対して動くことができないと、人は動かない。」そう言われたのを今でも鮮明に心に焼き付いている。

今は、このKEENにいるスタッフが助けを求めれば、いつでも助けに行くし、自分のことよりも、仲間のことを考えるように努力をしている。学んだことはそれだけではないが、KEENに入ってよかったと、KEENに入った当初からの思いはずっと変わっていない。今の私の目標。それはKEENという理容室を全国でも1番のお店にすることである。1番のお店にして、みんなから羨ましいと思われるような、サロンにしていきたいと思っている。そのために、技術的なことだけではなく、色んなことを吸収して大きく成長できるようにしていこうと思う！

青木 大翔（マネージャー）

「理容師になりたい！！」

私がそういいだしたのは5歳の時、そうまだ幼稚園の年長さんの時でした。将来の夢を書く時間で周りの友達は「仮面ライダーになりたい！」「プリキュアになりたい！」と書いている中、1人だけ「理容師になりたい」と書いていたのを今でも覚えています。
なぜ理容師になりないと思ったのかは覚えていませんが、きっと「楽しそうに仕事をする両親の姿」を幼い頃からずっと見ていたからだと思います。

この思いは変わらないまま小学校、中学校、高校と進み、進学する専門学校を決める時期になりました。自分の地元である埼玉県の専門学校を見て回っていましたが、「長年の夢だった理容師になるのだから東京へ行って頑張りたい！」と、いつしか思うようになり両親に相談。
「家から通えるなら東京でもいいぞ」と両親に言われ、家から通ってでも東京へ行きたいと思った私は東京の様々な学校のオープンキャンパスへ行くようになりました。

中央理美容専門学校のオープンキャンパスへ行った時に私は学生大会と出会います。
学生大会を目指す学生のデモンストレーション。
シーンとした雰囲気の中で作品を作っていく姿は言葉では表すことのできないほどのかっこよさでした。
「学生大会の全国大会での優勝」が私の専門学校での目標になりこれは私の人生を大きく変えるものとなったのです。

出場種目を決め、東京予選を通過するために毎日練習をしました。なかなか上手くいかず寝付けない日も多々ありました。沢山の大会に出させていただきましたが、1度も優勝することができずそれどころか、2位、優秀賞、圏外とどんどん結果が下がっていく一方でした。
そんな中でも続けてこれたのは高め合える仲間がいたからだと思います。
結果はどうであれ、仲間と高め合う日々はたのしかったです。
同じ種目を目指す仲間は4人いました。けれども予選に出られるのは2人だけ。普段は楽しくみんはで練習していましたが校内予選が近づくにつれてピリついていく雰囲気・・・
けれどもそんな時に、
「誰が校内予選を通過しても絶対に中央理美容専門学校で1位と2位をとろう！」と1人がいいました。その言葉を聞いて「私が優勝したい。」という気持ちから「みんなで優勝したい。」という気持ちにかわりました。
これは私だけでなく全員の気持ちが変わりました。
それからというもの私たちは予選が近づいているのにもかかわらず、高め合える関係に戻れたのだと思います。 このような最高の仲間に支えられて私は予選を通過することができました。それからは「仲間のために勝つためにどんなことでもしないと！」と思うようになり、大会にでたときは他校の人に道具や練習法などをひたすら聞いて回りました。

大会以外でも「種目以外のことも何か参考になるのでは？」と考えて技術や座学、何もかも全力でやりました。
そうして迎えた全国大会。結果は優秀賞の5位。悔しい。
「みんなで優勝」という夢を叶えることができなかった。

この悔しさは今でも鮮明に覚えています。
そんな時に支えになってくれたのも仲間の「大翔は誰よりも頑張ったよ。」という言葉です。この一言で私は救われました。いつ思い返しても感謝しかありません。大会を通して仲間で支え合う大切さを、悔しさを学んだのが専門学生時代でした。
今の私は夢である理容師になり、新しい仲間もできました。
私の仲間はKEENの方々です。KEENの仲間を大切に日々仕事に励みます！それと同時にもう2度と悔しい思いをしないように仲間と助け合いすべてのことに全力で取り組んで結果を出していきます！

この気持ちは年数を重ねた今でも変わりません。
理容師になり学んだことをゲストの皆様に還元し、担当するたびにレベルアップしていく青木をよろしくお願いします！

専門学校の先生から応援メッセージ

青木大翔様
　常に明るく元気な青木さん。学友会役員としてまた、コンテストでは全国大会優秀賞
を受賞し、後輩には勉強も実技も人としても目標となる憧れの存在でした。全てのお客
様の幸せを常に考え、会社にとっては無くてはならない存在になってください。青木さ
んの名前が業界に聞こえるのを楽しみにしています！

中央理美容専門学校　教務課　吉野孝久

重松 学（サブマネージャー）

広島県広島市に生まれた私の実家は理容室ではありませんでした。
この職業は、実家が理 容室で親御さんの背中を見て志す方が多い傾向にありますが、そうでない僕が何故理容師 を志したのか。
そのきっかけは単純明快で、髪について意識するようになった中学生時代に 「こんなに自分の髪をかっこよくするのが面白いならいっそ職にしてしまえばいいのでは ないか」と思ったからです。
大多数の人が経験されたと思いますが、学生時代に自分をかっこよく見せるために髪の毛 から変えていく、するといつの間にか夢中になりそれがいつしかなりたい職業に変わって いきました。

理容師を志すきっかけで外せないエピソードが私にはあります。
それは中学 1 年生か 2 年 生の出来事です。
いつも家から徒歩 30 秒ほどの 1000 円カットのお店にお世話になって いました。
小学校 1 年生から野球をしており、強制ではなかったものの自発的にいつも坊 主にしていました。中学でも野球部に入り初めは坊主でしたが、次第に色気付き髪を伸ばし ていた頃のことです。毎回切ってもらった後に、大丈夫です。と言っていたのですが内心は 「いつもなんか違うんだよな〜」と思っていました。アフロヘアの店⻑に切ってもらった時 は「ん〜まあいいか」となるのですが、若い金髪の気怠そうなお兄ちゃん、通称「ヤングマ ン」に切ってもらった時は「違う！こうじゃない！」となるわけです。そのお店は友人も多 く通っていたのですが、友人たちもヤングマンの技術には手を焼いていました。ただ、皆「も っとここをこうしてください」とは言えず泣き寝入りしていたのです。ヤングマンへの不満 が募っていたある日、学校帰りに私は見てしまったのです。
そのお店の前を通った際に、お 客様が座る椅子に座り込み、背中をだらんと椅子につけ仮眠をとっていたであろうヤング マンの姿を・・・
白昼堂々の事件です。
その日以来、私がそのお店に行くことは無くなりました。
そしてこう思ったのです。
「自分の髪は、自分でカッコよくしよう!」と。
そこから私は高校卒業までセルフカットを続けました。時には我流ながらも友人の髪を切 り、「俺うまいやろ？」という自慢げな態度をとっていました。今振り返ると大した知識や 技術もなく髪を切っていたわけですから、恐ろしいことこの上ありません。ただ、この時に すでに「人をカッコよくする」ことの楽しさややりがいを感じていたのでしょう。
高校 3 年生になり、進路を決める時期になりました。中学 2 年生の時にはすでに理容師に なると決めていたのでその点の迷いは無かったのですが、専門学校をどこにするかという 問題が出てきました。当時、やる気に満ち溢れ「どうせなら厳しい環境に身を置きたい！」 と考えていました。
自分自身の手で様々な学校を調べ、「ここにしよう！」と決断したのが 大阪にある高津理容美容専門学校でした。
サイトにある卒業生の言葉などでたびたび「厳し かったけど学びが多かった」という言葉を見かけたのと、学生のコンテストの実績がある、 ⻄日本で 1 番大きい学校という点に魅力を感じ、入学を決めました。
両親は小さい時から いつも私のしたいことに否定的な意見をいうことはありませんでした。家業ではない理容 師を志したいと相談した時も、温かく受け入れてくれました。伸び伸び育ててくれた両親には感謝してもしきれません。
専門学生時代は寮に入り同級生、先輩方と寝食を共にしました。
コンテストに実績のある学 校なのですが、その実績の多くは過去の寮の先輩方が勝ち取ったもので、「寮生はコンテス トにでて当たり前、練習して当たり前、勝って当たり前」というような風潮がありました。 勿論、個人の自由なので皆そのようにしてたわけではありませんでした。かくいう私も最初 のうちはあまり練習をしない生徒の 1 人でした。
入学して 2 ヶ月後ほどに、和歌山県に研修旅行に行くというイベントがありました。
そこ で入学後初のコンテストがあるのですが、クラス内の予選に勝ち上がった私も出場しまし た。が、結果は惨敗。大して練習をしていなかったにも関わらず悔しくて悔しくてたまらな い気持ちになりました。その時に、これからは自信を持ってコンテストに出場し、結果を残 せるように練習しようと心に決めました。 その後も大会に出場し、幾度か優勝も経験させていただきました。同じクラスで同じ寮生で あり、同じ競技に出場していたライバルとしのぎを削り、日々技術を高めていきました。学 生全国大会に出場することは叶いませんでしたが、今振り返るとあの日々があったからこ そ今の自分がいるんだなと強く思います。
今まで面倒臭い事からは逃げ、楽な方楽な方へと 行っていた私がそんな自分と向き合い、弱さに打ち勝つことができた 2 年間でした。いつ も初心に帰りたい時は、当時を思い出し自分を奮い立たせています。2 年間師事していただ いた先生にはいまでも感謝しています。先生に出会わなければ私は変わることが出来ず、弱 い心を持ったままだったと思います。先生に成⻑した姿を見せ、恩返ししていきたいと思っ ています。
専門学生時代は、人生における最大の選択をするときがきます。それは就職先です。
ですが 私は 1 年生の段階で K EENに入社したいと決めていました。
先述した先生と、K EENオー ナー倉田は親交があり、倉田が専門学校に授業に来た時に人柄に惹かれた事、すでに K EEN には 3 名、同じ専門学校から入社した先輩がいたため縁を感じていたためです。その 3 名 の先輩は OB の千香、横浜日本大通り店マネージャー北村、自由が丘店マネージャー中谷な のですが、3 名とも私と同じく寮生であったことも何かの縁かなと思い、ますます入社した い気持ちが増していきました。
その後、自由が丘店にゲストとして足を運び、倉田にカット、 先輩 にシャンプー、シェービングをされその技術やお店の雰囲気にも惹かれて入社を 決意し、入社試験、研修を経て今に至ります。
こんな私も 5 年目となりました。世界大会はじめ様々なコンテストや、スタイリストデビ ューなど色々な経験をさせていただきました。中学生時代に思った、髪の毛を通じて感じた 楽しさややりがいは、今でも毎日感じています。髪を通じて人の心を豊かにできる理容師と いう職業に、誇りを持っています。辛いことや上手くいかないこともありますが、そんな時 はいつも初心にかえり、ただ純粋に髪と向き合っていた学生時代を思い出しています。今後 もそんな気持ちを忘れることなく、理容師歴何年になろうとも楽しい気持ちを忘れない、そんな理容師になれるよう日々邁進していきます。

木下 拓海

1996年8月9日生まれの福井出身の木下拓海です。
自分が理容師になろうとしたきっかけは、父が理容師をしておりその姿を小さい時から見ていて、人の髪を切る姿と人の髪の毛をかっこよくできるのはこの仕事だと、思ったからです。
そんな父をかっこいいと思ったので、父を見習い理容師を目指すことにしました。
理容師としてKEENに働き始めて6年が経ち、今はスタイリストになりカットやパーマなのお客様に技術を提供して、頑張っています。
自分の得意なのはカットも含めたブローセットです。
髪の毛をカットした後にいかにカットを生かしたカッコいいセットをして満足してもらい、家に帰ってからでも自分でセットできるような、髪型とセットを心がけております。
お客様のなかではセットが自分でやるとうまくいかなかったり、バランスが悪かったりしてしまいますが、私がさせていただければ、しっかりとその方に合わせたブローセットで髪の毛をかっこよく仕上げることが出来ます！
福井から東京という都会に出てきたので仕事でもプライベートでもどちらも楽しんで行けるようにできたらいいなと思って日々努力し頑張っています。
仕事では着々と技術を身につけており、お客さまに最高の時間を過ごしてもらうように心がけて接客をしております。
プライベートでは、息抜きの一環でお酒（ウイスキー）を飲んだり、音楽（HIPHOP）を聞いたり、スニーカー（40足ぐらい）を趣味で集めています。その他たくさんの趣味を持っています。
趣味をたくさんかじっているので、色々聞いていただけたらそこそこの話ができると思いますので、気になりましたら話かけてください。
東京に出てきたのは地元の父の店を継いで父と一緒に働く夢を持っていて、それを実現するにあたって今KEEN creative hairというお店で働かせていただいています。
家族の支えやKEENという場所に恵まれて日々頑張っています！
こんな自分ですがこれからもよろしくお願い致します。

専門学校の先生から応援メッセージ

木下君へ
忙しい毎日、一生懸命に頑張っていることと思います。木下君が卒業してはや2年が経ちましたが、実習室で遅くまで練習していた姿や苦手な学科を熱心に質問していた姿は、今でもはっきりと覚えています。
入学したての頃は高校生気分が抜けず、先生方から注意をされることもありましたが、1年の時に学生技術大会に出場することになり、その練習に打ち込んでいた頃から技術的にも人間的にも成長してきたと感じました。2年生になると後輩から慕われる先輩になり、また学校祭やヘアショーではチームの中心であったり、リーダーをサポートする役割を担ったりと、そんな姿はとても頼もしく思えました。
少々シャイな性格なので、前に前にと出て行くのは苦手かもしれませんが、それでも自分が学んできたこと、頑張ってきたことを十分に発揮し、誰もが憧れるかっこいいスタイリストになってほしいと願っています。これからの活躍を期待しています。

福井県理容美容専門学校　　　　理容科教員　　澤田栄一・細野恵子

西本 結衣

「しょうらいのゆめ びようし」

6歳の私が卒園する時に書いたプロフィールには、既にその文字がありました。
家が美容室、理容室を営んでいるわけではありません。
しかし、時々連れて行ってもらえるその場所では、私の世界は確かに輝いていました。
ふかふかの椅子も、いつも優しい笑顔を浮かべている美容師さんも、お店に1歩踏み入れた瞬間のあの匂いも、全部が大好きでした。
この仕事を目指すようになったきっかけは、そんな単純なものなのです。
愛媛県の小さな島に生まれた私は、心の温かい人達に囲まれて育ちました。
途中、違う職業を夢見ることもありましたが、中学を卒業する頃には将来は美容系の仕事に就きたいと考えるようになっていました。
そんな私が「理容師」という職業を知ったのは、高校一年生の時です。
色んな業種の方々が集まってそれぞれの職業について教えてくれるイベントに行き、専門時代の恩師から理容師について説明を受けたのがきっかけでした。
ブライダルやエステにも興味があった私は、そこで”シェービング”について知りました。
なるほど、シェービングを習得すれば、ウェディングプランナーやエステティシャンにならなくとも、それらと関わりのある仕事が出来るかもしれない。女性理容師が少ないのなら、それだけチャンスがあるってことじゃないか。そう考えた私は、将来理容師になろう！そう心に決めました。

KEENで働きたいと思ったのは、理容師という職を誇り、全力で向き合う倉田先生を始め、スタッフの皆さんの姿に憧れたからです。
そんなKEENのスタッフの一員になれたことをとても嬉しく思います！
私に出来ることはまだまだ少ないですが、限られたことの中で何か一つでもゲストの心に残るような接客ができるように精進していきます！

松原 優志朗

理容師を目指したきっかけは父の言葉だった・・・。

私の父、母そして祖父母も理容師であり、理容師一家の中囲まれて育ってきました。
ですが、小さい頃の私は休みの中も毎日どこかに勉強しに行っていて、休みがほとんどないそんな父を見て絶対に理容師にはならないと思っていました。
ですが、高校2年生の終わり頃そろそろ就職を考えようとしている中、私は工業科という事もありなんとなく工業系の仕事をするんだろうと考えていました。
ですが、ある時これから一生していくかもしれない仕事を、そんな安直な考えで選んでいいのかと思い真剣に考えようと思いました。
では何がしたいのか、何が好きなのかを考えたところ、私はヘアセットをするのが好きだった事もあり理容師の道を視野に入れるようになり父に理容師のいいところを聞きました。すると「人生の晴れ舞台に携わり幸せにすることができる」「例えば入学式、結婚式、成人式そんな人生の大一番に信頼して任せていただき、それも自分の手で綺麗にできる。そんな誇れる仕事はない」と言われ、その時私も人を幸せにし目の前で笑顔がみたい！と思い理容師になる事を決断しました。
そのためには技術はもちろん、接客一つでも信頼してもらいこの人と話したいこの人に会いたいと思っていただいてこそ立派な理容師になれると私は思います。
そんな気持ちを持ちながら学校に入学しました。
初めは初めて習うことばかりで楽しかったです。やはり選んで良かったと思いました。
ですが進んでいくうちにうまくいかなく腹立つこともありました。
そんな中、私は理容競技大会というコンテストをすることになりました。
やるからにはやはり日本一になりたいと思い毎日かかさずどんな時間になっても練習してきました。
ですが一年目は県2位どまりで、その時に思いました。毎日練習していたら勝つわけではない。毎日練習しながら、毎日課題を決めて考えながら練習してこそ意味があると恥ずかしながら感じました。
そして2年目に反省を生かし練習しましたが2年目は、またしても2位ですが出来としては納得いく作品でした。
ただ優勝した方のテクニックが上でした。
そこでなぜ私にはできないのか、どこが違うのか優勝した方や色々な方に聞いたり直接足を運び学びました。
そしてこの年は近畿大会が開催され出れることになり、努力が実り近畿チャンピオンになることができましたが、全国ではやっぱり上には上がいるもんでまったく歯がたたなかったです。
ですが私は負けがあるから学びがあり、負けがあってこそ優勝した時の喜びを感じれると思います。
実際1年目、2年目と県での負けがあったからこそ考えることができ、近畿で優勝することができました。
つまり、何が言いたいのかというと努力というのは、練習するのは当たり前でその中で考え悩みながら学んでいくことで成長していける、これが本当の努力だと思いますのでこれからの日々今まで学んだ努力を忘れずにし、早くみんなに憧れ頼られる理容師になれるよう日々成長し、毎日を無駄にすることなく日々精進していきますのでよろしくお願いします！